2025/07/06

またいつものJEF UNITEDになってしまうのか

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 シーズン後半突入と同時に連敗。昇格ラインからも滑り落ち、これ以上の負けはしたくない、させたくないという思いで臨んだフクアリでのSagan戦。序盤は前節までのようなパスを出す相手を探すような仕草もなくスムーズに回っていたと思われたが、田中和樹が負傷で離脱したあたりから相手のリズムに翻弄されだして先制を許してしまう。先制されると自分たちでリズムを狂わせてしまうのはここ数戦の症状。この日も最後まで自分たちリズムを取り戻すことができず、後半にオウンゴールを献上する始末。それでも最後は入れ替えた選手で光明を見出すような攻撃を見せたものの、最後までゴールを奪えず3連敗。バック側の観客は途中で引き上げる人多数、ゴール裏はブーイングが鳴り響くという散々たる結果となってしまった。

 選手は自分たちなりに与えられたタスクを実行していると思う。それでもやはり結果が出ていないというメンタル的な部分で相手を上回れていない。ケガ人が多くなってはいるが、それは逆に出番が少ない選手にとってはチャンス。それを生かし切れるメンバーが出てきてほしい。来週から新たな登録ができるのでレンタル加入した森や出場停止が明けるエドゥ、ケガがようやく癒えたデリキやこれまで出番がなかった岩井など、新たな戦力に期待したい。

 そして首脳陣。監督をこの時点で切るのはさすがに…という思いはあるが、やはりコーチが全体に若い。ここに昇格に向けて経験値の高いコーチを招聘できないだろうか。次のMontedio戦が終わればその次のゲームまで約20日間空く。次のゲームも含めて立て直しは必須だ。

 かなりネガティブになってしまったが、逆に考えればスタートダッシュに成功したことと、他チームの結果もあって、こんな結果でもまだ4位。本気でやればまだ巻き返しは可能だ。これまで同様、これからも一戦必勝という思いで臨んでほしい。

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2025/06/21

リーグ後半戦最初の躓き

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 VORTIS戦をドローで終えるも前半戦終了時点で得失点差で首位キープのまま迎えた、後半戦最初のJubilo戦。人気チームとの対戦、そして暑いながらも久しぶりに晴れた土曜夜のゲームとあって16000人以上の観客が集まった。試合前はホーム側ほぼ一面コレオで埋め尽くされ、『共闘』という言葉のもと開始されたゲームであったが、序盤からリズムが悪くボールをシュートにまで持ち込めない。相手に研究されたという面もあったろうが、ボールを持った選手がパスを出す相手を探すような仕草を何度も見せ、出来は最悪。相手の決定的なカウンターを何度も喰らったものの、スアレスを中心に体を張って抑え、何とかゴールを割らせないという展開だった。

 それでも自陣右サイドで相手とボールを競り負けた壱晟がペナ内で押し倒してしまいPK献上。これを決められてしまい先制点を許す。前半は見せ場もないまま0-1で折り返した。

 後半、呉屋と杉山に代えてカルリ、椿を投入。カルリがトップ下に位置することによってボールが収まり始め、攻撃が流動的になった。しかしながら相手のディフェンスラインは鉄壁でなかなかシュートまでいけない。さらに相手のGKは元日本代表川島。彼を最後まで脅かすシーンは残念ながら無かった。

 このまま0-1でタイムアップ。本格的な夏場を迎える後半戦に向けて揚々となるつもりが、逆に躓く結果となってしまった。

 ただ、そうは言っても与えたゴールはPKのみ。流れからは失っていない。また、カルリと椿、そして後半から投入された植田の連携にはある種の光を感じた。また、河野のディフェンスも一時の不安定さを脱した感が見えた。ついに首位は明け渡してしまったがリーグ後半戦は始まったばかり。そして風間が海を渡ることで枠が一つ空いた。来月には再度の移籍期間が来る。FW、ボランチ、左サイドバック、補強は絶対に必要だ。まずは次のAWAY、Kataller戦、絶対に勝利を。

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2025/06/16

予想に反しての撃ち合い

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 前節のRENOFA戦をスコアレスドローで終え、下位との差がさらに縮まった状況で行われた2週間ぶりのリーグ戦、鳴門でのVORTIS戦は互いにこれまでの失点が少ないこともあって、ロースコアが予想されたものの、その予想に反して前半からゴールの応酬となった。

 序盤から攻勢に出ていたJEFはCKからの折り返しを大地がジャンプしながら右足で合わせて先制。これで幸先よくゲームを進められるかと思いきや、DFラインでのパス回しでミスを誘発されてミドルをぶち込まれると、さらにはロングボールを裏に入れられたところを渡にDF2人が翻弄されて逆転を許してしまうというミスがらみの失点が続いた。相手の守備の堅さを考えるとかなり厳しいと思えたが、今度は相手のDFラインでのパスミスを大地が掻っ攫い、前を走った呉屋にパス。呉屋が相手に囲まれるもミドルレンジから左足を振りぬく。ボールがアウトにかかったことでGKの手が届かず、ネットに突き刺さり前半で追いついた。自らのゴールに対して喜ばず、さらに神経を研ぎ澄ましたような目つきの呉屋。かつてのトップスコアラー復活の予感か。前半は2-2で折り返した。

 後半、60分過ぎにカルリと和樹を投入。ここ数戦、対策されてしまいなかなか持ち味を出せていない和樹だったが、ついにそれを破る瞬間が。大輔からのハイボールを相手DFがトラップミスをすると即座に反応。GKとの1対1を躱して、バランスを崩しながらも放ったシュートが無人のゴールに吸い込まれ、ついに逆転!決まった瞬間、ピッチの誰ともセレブレーションせずに一目散に向かった先は小林監督。まるでゴールを決めた子どもが自分の親に向かっていくような無邪気な感じで抱き着いた。

 これであとは試合を決めにいくだけ…であったが、相手も長身のDFを入れていたことでセットプレーで再度追いつかれてしまう。まだ時間がある、さあここからまた…と思ったところでエドゥが相手選手の首を絞めるような行為で一発退場。もしかしたら何か酷いことを言われたのかもしれないが、チームとしてはあまりにも痛い退場劇にディフェンシブにならざるを得ず、3バックに変更。相手も一人多いことで最後は危うい場面も多かったが、何とか3-3のドローで終えた。

 これでリーグ戦の一回り目が終了。Hollyhockに勝ち点で追いつかれてしまったが得失点差でまだ首位はキープできている。正直、今年はここまでいい結果になると思っていなかったので、個人的には上出来だと思う。勝ち点は縮められてしまったが、そんなに出来過ぎた結果になるとも思っていなかったので、これからの後半戦、どれだけ試合を簡単に落とさないことがカギになってくるだろう。

 エドゥはたぶん数試合の出場停止だろう。非常に痛いのは間違いないが、横山や品田、祐介、ボランチも可能な前にも期待したい。

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2025/05/31

ゴール欠乏も新たな可能性が見えた

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 『前半戦最大の難関』となった5月の連戦を1勝2分2敗として迎えたフクアリでのRENOFA戦。互いに古巣とする選手が複数いることもあり、久しぶりにプレーを見るという楽しさもある反面、JEFとしては絶対に勝ちたい一戦。今季リーグ戦初出場の風間、初先発の河野と新たな力を加えて臨んだ。

 しかしながら結果は0-0のスコアレスドロー。風間の持ち味である選手を使う動き、河野の効果的なサイドチェンジなど過去数戦とは違うスタイルで攻撃を活性化させたが、この日はシュートが枠を捉えきれず、捉えても相手GKに阻まれまくってなかなかゴールを奪うまでには至らなかった。今日行われた他の上位チームは揃ってドローで終えたことで勝ち点が縮まることはなかったが、それを踏まえても勝ちたい一戦であった。

 ただ、見どころがまったくなかったわけではない。風間、河野はもちろん、ケガでしばらく戦列を離れていたエドゥが復帰して高パフォーマンスを披露し、今季初登場となった米倉はFWとしてゴールに向かう姿勢を見せた。アディショナルタイムでのオーバーヘッドは相手GKに弾かれたが、ベテランになっても『まだまだやれる』というところを見せつけてくれた。

 リーグ戦はいったん休止し、次は2週間後。その間に天皇杯2回戦を挟むが、少し間隔が空く。クラブとしてもこの間にリフレッシュして次に臨んでほしい。

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2025/05/26

対策されたらそれを上回ることが必要

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 上位対決連戦、VEGALTA戦をスコアレスドローで終えて迎えた、長崎ピーススタジアムでのV VAREN戦。90分通じて生命線である両サイドを封じられただけでなく、真ん中は相手の3バックにまったく効果がない時間が続いた。相手のカウンターはGKスアレスと大輔、鳥海を中心になんとか抑え続けるも、後半にカウンターからの流れからついに失点。交代枠を使いながら攻めようとするも最後まで決定的な場面を作り出すことが出来ぬまま0-1で終了。まだ首位ではあるものの、下位との差がさらに縮まる結果となってしまった。

 これまでかなり派手にやってきたサイドアタック。当然のことながら相手は対策を打ってくる。それに対して『そちらがそう来るならこちらはこうする』というのは当然持っているはず、なのだろうが、それがいまいちメンバーの間で共有しきれていないように見受けられた。また、サイドがダメなら中央で、ということもあろうが、ここ最近そのおさまりが悪い。そんなこともあってかここ数戦、自信を失いつつあるように見えてしまう。チームとして異なる対策を打つのか、それともこれまで以上に自分たちの良さを前面に押し出していくのか、ここをはっきりさせないと次のステップに進めなくなってしまう。ただ、我々サポーターがやれることは応援だけ。昨日の試合終了直後、一度は歌うことを止めようとしたサポーターに対して、コールリーダーは最後まで歌い続けさせることを選択した。選手やスタッフにこの思いが届いているか。折り返しまで残り2戦に真価が問われる。

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2025/05/17

勝ちきりたかったスコアレスドロー

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 国立での痛い敗戦を受けて臨んだAWAYでのFC IMABARI戦を苦しみながら1-0で勝利。これを受けて連勝すべく臨んだフクアリでのVEGALTA戦。連続する上位対決で雨の中でも14000人以上の観客が訪れた一戦。前半は相手のビッグチャンスをGKスアレスが悉く立ちはだかってこれを防ぐ。攻撃は前半に得たPKを横山が相手にコースを読まれて決めきれず、品田のシュートもポストを叩くなどで無得点で折り返した。

 後半、JEFのキーポイントである両サイドを封じられた中でも、和樹と椿が気を見て中に切り込むなどして工夫を見せる。椿のシュートがバーを叩くなど、あと一歩のところまで追いつめたが、この日は交代カードが効果的にハマらず、このままタイムアップ。是が非でも勝ち切りたかったゲームを0-0のスコアレスドローで終えた。

 直接対決でVEGALTAを突き放すことができなかったが、勝ち点1は何とか得た。上位チームとの差は徐々に縮まりつつあるが、元々簡単なリーグなどと誰も思っていない。次は結果が出ていないV VARENだが、『ひとつひとつ、共闘』で一戦必勝だ。

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2025/05/06

悔しい結果となった国立マッチ

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 日程のキツイAway連戦をドローで終え、迎えた国立競技場でのArdija戦。前売り時点で58000枚出ていた注目カード。お互いWEリーグクラブを持つこともあって、12時からWE、16時からJというダブルヘッダーもあり、この日は1日サッカー三昧となった。

 昼のWEリーグはJEF ladiesが先制されるも追いつき、後半の終盤に劇的ゴールで突き放すもアディショナルタイムに追いつかれて2-2のドロー。前哨戦として勝ちたい試合ではあったが、25000を超えるWEリーグ記録を打ち立てた試合としては果敢に戦っていたと思う。試合後の拍手と選手達の涙がそれを物語っていた。

 そしてJ。前半、相手のデザインされたCKからのセットプレーで早々に先制を許す。Ardijaはだいぶ対策をしてきたようで、中々波に乗れない。そんな中、エドゥが負傷により横山と交代。それが怪我の功名になったか、横山を中心にパスが動き出す。そして左サイドを抉った前からのクロスがファーに動き出していた石川の頭にドンピシャで当たり、同点に。ここから怒とうの攻撃を繰り返すも中々ゴールが割れずに前半は1-1で終了。まさに首位攻防戦であった。

 後半も立ち上がりから怒とうの攻撃を繰り返す。しかし、好事魔多しとはよく言ったもので、こちら前掛かりになっていたところをクリアされると相手にカウンターで持ち込まれた。全員で必死に戻るもオウンゴールという結果に。それでもまだ時間はある。ここからさらにギアを入れるが、相手も必死に守り通す。そしてCKからの流れでカルリーニョスがヘッドを決めたかと思えたが、その前に手を大きく振ってボールに当ててしまい、2枚目のイエローから退場。一人少なくなったが、それでも全員必死に戦い抜いた。だがそれも虚しくタイムアップ。1-2で終了し、下位との差が縮む結果となった。

 結果として3試合勝ち無しとなったが、大事なのは連敗しないこと。次も上位の今治だが今後のことを考えても勝利は必須だ。

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