2024/11/11

悔しい結果…でもフットボールは続く

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 2024年のJ2リーグ最終戦、山形でのMontedio戦。約2500人のJEFサポーターが押し寄せ、相手とともに最高の雰囲気を作り上げたものの、結果は我々にとって残酷なものに。0-4の惨敗。そしてプレーオフからも転げ落ちることとなった。

 期待を持って臨んだ2024年。小森は波があったものの、ゴールを積み重ねて得点王となった。田中和樹は持って生まれたスピードを生かし、クロスの正確さも増してゴールもアシストも昨年を上回った。今季加入した横山は悩みながらも年間を通して高パフォーマンスを維持してくれた。途中加入の品田は後半、チームの中心となった。佐々木は甘いマスクとは裏腹に精神的にも成長しゲームキャプテンを任せられるようになった。チームとしてのまとまりは途中離脱となっても精神的な支えとなった鈴木大輔を中心に米倉などのベテラン勢が担ってくれた。そう、一体感は外から見ても感じられた。

 では何が足らなかったか。中のことはわからないが、やはりどこかまだ甘いのではないか。リードしていても終盤に追いつかれただけでなくひっくり返されたゲームもあった。シーズンダブルを喰らわされたのは6チーム。ハマればとてつもなく強いが、それがダメならてんでダメ。監督は常に『ハードなトレーニングをしてきた』と言っていたが、それはたぶんどこのチームもやっていること。来年はこれまで以上に質の高いトレーニングをしないと今年より上に行くのは難しいのではないだろうか。

 そしてケガ人。これまで膝の靭帯損傷という大ケガを負った選手を数多く見てきた。ただ今年になってアキレスけん断裂という完治に一年近くかかる選手が複数出た。不勉強で申し訳ないがサッカー選手でアキレスけん断裂なんてあまり聞いたことがない。フィジカルの見立てにも原因があるのではないだろうか。とにかくこの時期に選手が揃えられなかったのは残念だ。

 とにもかくにも2024年のJEF UNITEDもこれにて終了。ほかのリーグ戦はまだ終わっていないので、人事その他は12月を声を聞いてからだろう。さすがに今年はかなりの出血を覚悟しなければならない。監督の去就もまだ決まっていない。それでもJEF UNITEDがある限り、フットボールは続いていくのだ。また来年、一体感を持ってやっていけたら…。

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2024/11/04

『行くなら俺たちもどこまでも行くぞ』

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 プレーオフ進出をかけて3位V VARENと直接対決となった今季フクアリでのリーグ最終戦。今季最高、前売り時点で約1万7千枚出たことでスタジアムはほぼ満員。JEFを後押しするすべての人が配布された黄色いチアシートを掲げ、文字どおり真っ黄色に染まった。

 しかし、先制はV VAREN。開始直後に与えてしまったPKをきっちり沈められてしまう。それでもまだ始まったばかり。サポーターはメイン、バック、ホームゴール裏北南とそれぞれの方向から後押しする。それが実ったのか、徐々に押し返すとセットプレーからこの日キッカーとなった横山からのボールをエドゥアルドがヘッドで合わせて同点に。前半は1-1でこのまま折り返した。

 後半、強力な相手FWに1対1で負けなかった山越を中心に跳ね返しながらカウンターでゴールに迫る。そしてオーバーラップした佐々木がぺ七位で倒されてPKゲット。蹴るのは小森。しかし相手の審判に対する抗議が長く、審判もこれを収められないことからキックまでに5分近くかけさせられた。これが原因となったか、小森のキックが相手に読まれてしまう。そしてその後、相手セットプレーで確認をしている間にリスタートを許し、その対応に遅れを取ったことと、相手のシュートを跳ね返そうしたボールがゴールに吸い込まれて突き放されてしまった。

 最後までゴールを狙って反撃を繰り返したが相手の守りも固く、このまま1-2でタイムアップ。内容としては上回っていたと思うが、突き付けられたのは厳しい結果。それ行くなら俺たちもどこまでもでも試合後のセレモニーで小林監督はこれからの覚悟を語ってくれた。もう、これからは勝ち続ける以外に道はない。『行くなら俺たちもどこまでも行くぞ』である。残り1+2、やってやろう。

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2024/10/27

2点先行をひっくり返しての5連勝!

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 2024年のリーグ戦も残り3戦。藤枝の地に約2000人のJEFサポーターが押し寄せたFUJIEDA MYFC戦は前半のディフェンスでの軽いプレーで2点を先行されて苦しい展開に。攻撃も深い芝生のピッチに慣れずになかなかボールが繋がらない。それでも徐々に対応し始めると40分過ぎに椿の左サイドの突破からグラウンダーのクロス。それを横山が合わせて1点差に詰め寄る。この非常に大きな1点を奪って1-2で前半を終えた。

 後半、CBに山越を投入し、佐々木を左SBにスイッチ。前半悩まされた相手のロングボールに対する高さでの対応。これが功を奏して相手の攻撃に怖さがなくなった。そしてここで跳ね返したボールをつないでカウンターにつなげ、何度も相手ゴールに襲い掛かった。そして60分過ぎに自陣で相手ボールをカットした松田が縦に浮き球のパスを送るとそれに反応した和樹が相手DF二人を置き去りにして突破。GKと1対1になった瞬間、クロスを真ん中に送るとそこに詰めていた小森がネットを揺らして同点に。さらに75分過ぎにこれまた右サイドでボールを持った和樹が中央にグラウンダーのクロスを送るとニアに詰めた小森を超えてファーに詰めていた椿が体に当てて押し込む。2点差をひっくり返す逆転劇に総立ちのメインとバック、そして歓喜のゴール裏。どうにかして勝たせたいと馳せ参じたサポーターが報われた瞬間だった。

 最後までこのリードを守り切って3-2で逆転勝利!試合の入りは最悪だったが、自分たちがしでかしたことを自分たちで取り返し、5連勝につながった。

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2024/10/20

劇的な逆転勝ちで4連勝!

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 3連勝で迎えたフクアリでのVentforet戦。10月下旬にも拘らず30度近い気温の中で行われたことで消耗戦を強いられる中、やはり前半は流れが悪く、シュートを打てる状況にまでボールを運べていなかった。特にエドゥアルドの欠場、さらに田口がアクシデントで前半途中交代となってしまったことでさらにボールの回りが悪くなり嫌なムードのまま後半を迎えた。

 後半もその流れが悪いまま、相手に先制を許してしまう。これまでのJEFならこのままずるずると行きかねなかったが、交代で入った林がボールキープできるようになると徐々にボールが回りだし、品田のシュートフェイクのような鋭い縦パスを横山がボレーで合わせて同点に追いつく。このゴールがチームに勢いと火をつけ、さらにゴール前での攻防で左に抜けた小森からファーの和樹にロブのようなクロスが上がると和樹が迷わずボレー一閃!これが逆サイドネットに突き刺さって逆転!この劇的なゴールに雄たけびのような歓喜が広がるフクアリ。昨年同様、劇場が戻ってきた。

 最後はこの1点を守るべく、林、小森、和樹がコーナー付近でボールキープを続けた。特に林のキープには魂を感じたサポーターも多かっただろう。和樹のゴールにおける影のアシストといい、泥臭いプレーはJEFサポの大好物である。このまま2-1でTIME UP。4連勝とし4位キープとなった。

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2024/10/06

チームのせいではないが後味の悪い3連勝

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 前節のEHIME FC戦を勝利し、連勝で迎えたフクアリでのTHESPA戦。失うものがなくなったことで逆にやりにくさを感じる相手であり、実際危ない場面も多数作ってしまったが、前半のワンチャンスを生かした小森のトリッキーなゴールで先制。追加点が欲しかったものの、この日はキープレーヤーである品田の不調、そして受け手も効果的な動きが少なかったこともあり、なかなかシュートまで直結する場面がなかった。また、主審の判定もブレブレで選手だけでなくサポーターも終始不満を訴え続けた。最後は岡庭がGKがいないゴールに向かって突破しようとしたところを相手が悪質なファウル。誰が見てもDOGSOという状況にもかかわらず、ノーカードで試合再開(乱闘の原因となった選手にはイエロー)、直後に終了の笛。。1-0で勝利したもの後味の悪い終わり方となってしまった。

 前節同様、なかなかボールが繋がらなかったのは小林監督が言うように疲れが原因だったのか。それならば来週は試合がないためリフレッシュできるはず。チームは日曜から3日間完全オフ。リフレッシュして残り4戦を戦ってほしい。

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2024/09/30

悪いながらも小森の2ゴールで勝利!

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前節のRENOFA戦を勝利して迎えたニンジニアスタジアムでのEHIME FC戦。プレーオフを狙うチームが勝利したことでこのゲームも勝利必須。出場停止の横山に代わって入ったのはドゥドゥ。前半最初はゲームをコントロールし、幸先よく小森の20ゴール目で先制するも、徐々にペースを奪われ、シュートで終わってしまう展開に。鈴木椋大の好セーブで難を逃れるシーンが多く、後半に不安を残した。

 後半も相手のペースに合わせてしまい相手ゴール前までにボールが届かない。この日はドゥドゥがトップ下だからか、FWとボランチの間が間延びしてスペースができてしまい、そこを相手に使われてしまっていた。3人交代してペースを変えるよう試みたが、解消しきれずに同点ゴールを献上してしまった。この流れ、6月のTOCHIGI SC戦と同じ状況であり、一瞬それが過ったものの、その頃とは違う選手がいた。そう、小森飛絢。ゴール前での競り合いから相手がクリアしきれず高く上がったボールの落ち際を抑えて叩いた見事なボレーがネットに突き刺さる。その瞬間、メイン側にスタッフといた鈴木大輔に向かって勢いよく駆け込む。これが決勝ゴールとなり2-1で連勝。小森はJEFの日本人選手としては初の20ゴール達成。9月だけでも10ゴールと大爆発。この勝利でプレーオフ圏内をキープした。

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2024/09/22

天皇杯の敗退を受けてのリーグ戦に対する一発回答

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 文字どおり『為す術なし』という敗北を喫した天皇杯でのSanga戦から中2日。フクアリでのRENOFA戦は6ポイントマッチでもあり、温存したメンバーを起用することでもはや言い逃れはできない一戦。結果によってはプレーオフすら遠のくことになりかねなかったが、蓋を開けてみれば決めるべき人が決めた快勝劇だった。

 前半の点が欲しいがなかなか決めきれない時間帯が過ぎ、このままスコアレスかとよぎったところでエドゥアルドのミドルシュートをGKが弾いたところを小森が詰めて押し込む。そう、シュートチャンスがあったらどんどん打ってほしい。相手が弾けば小森が詰めてくれる。それほど今の小森は頼もしい。この甲斐あって前半リードで折り返す。

 後半も押し込む時間があったがなかなか最後までいけないのが続いたが、左サイドで展開した田中と小川がワンツーで抜け、エンドラインぎりぎりからのマイナスクロスをゴールに飢えていた横山が合わせてget!これまで鬱積した思いを爆発させる横山に大興奮のスタンド。過去のゴールではできる状況になかったジェフ三唱を何かにぶつけるかの如くこぶしを突き上げていた。

 その後、相手のカウンターを受けて1点返されるも、その影響を感じさせずにゲームを運び、ロスタイム。左サイドで相手からボールを奪った椿がカウンターで走りこんだドゥドゥにパス。相手DFとGKの間にグラウンダーのクロスを送ると小森が一点で合わせてゴール!そしてその後、今度は右サイドでドリブルを仕掛け、相手のファウルを誘った岡庭がPKゲット!ハットトリックを決めたい小森とPK奪ったのは俺だと言わんばかりにボールを渡そうとしない岡庭の、我々からするももはや幸せな『揉め合い』。ドゥドゥの説得もあり、最後は折れた岡庭が譲って小森がこれをきっちり左隅に決めた(かなりギリギリだったが)!自身初のハットトリックで現時点でも得点王争い単独トップに。このまま4-1で試合終了。これで再びプレーオフ圏内に突入。物議を醸した天皇杯敗退に対し、クラブとしてリーグ戦に集中するという意思をピッチで見せた一発回答だった。

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«VARのオンフィールドレビューを使うことすらできないレベルの完敗