劣勢からの劇的勝利!まずはプレーオフ戦線に殴り込み!
リーグ戦4連勝の勢いのまま、苦手としている北関東AWAY、栃木県立グリーンスタジアムでのTOCHIGI SC戦。BLAUBLITZ戦同様、相手の徹底したボール支配放棄による縦ポンサッカーに苦しめられるも、これまでの勢いが本物であることを見せつけて、守備網を何度もかいくぐり続けてゴールを何度も脅かした。しかし、75分過ぎにゲームが劇的に動く。相手からのDF背後へのロングボールに対して鈴木大輔が矢野を追走。ペナルティエリア外でお互い交錯して転倒したはずなのに主審はPK宣告で鈴木大輔は一発退場。猛抗議も虚しくそのままPKに。誰もが最悪の結果を覚悟していたが、この日の鈴木椋大を初めとするピッチ上の選手たちは誰もそんなことを考えていなかったのではないか。
相手FW、イスマイラが蹴ったボールにドンピシャの反応を見せて見事にセーブ!これで難を逃れた選手たち、そしてサポーターは一人少ない状況であっても必死にゴールを守り、数少ないチャンスに攻め切る姿勢を見せた。アディショナルタイム残り1分、CKを獲得。時間的にもこれが最後のチャンス。田口が蹴ったボールはニアに飛んでいた佐々木がヘッドで合わせるも相手GKに阻まれる。しかしそのボールがゴール前の混戦の場所に浮いた瞬間、目の前にいた見木と米倉が反応。見木が頭で合わせて押し込み、ついにゴールゲット!これまでのJEF UNITEDでは考えられなかった状況に、その場にいたサポーターたちも自らのアドレナリンを滾らせるかのように喜びを大爆発させた。
そして1-0にて試合終了。AWAYなのにHOMEを思わせるようなWIN BY ALL!がグリスタに轟いた。これでリーグ戦5連勝で暫定6位に浮上。4月に21位と低迷していたチームがここに来てついにプレーオフ圏内に突入した。しかしまだ我々は何も成しえていない。残り7試合、一敗でもしたらそれで終了と思っていい。もう残り試合全部勝つくらいの気概で全員が臨まないといけない。だとすればもう、覚悟を決めてやるしかない。見木はインタビューでも『2位を狙っている』と言い切った。ならば我々もその後押しをするのみだ。