クリーンシートで終わらすべき試合だった
誰もが絶対勝ちたいと思って臨んだF-MARINOS戦は1-1のドロー。谷澤のピンポイントクロスをチームのエースである巻がものにし,ゲームの内容も2日前とは見違えるように映った。左右のサイドアタッカーである米倉,アレックスは相手のサイドバックを上がらせないようにフィジカルで対抗して抑え込んだ。下村のミドルシュートも宇宙開発せず,枠に行くようになってきたし,何より相手の攻撃の芽を何度も摘み取っていた。
それだけに,この試合こそ虎の子の1点を守りきり,クリーンシートで終わらせるべきだった。F-MARINOS相手に完封できれば守備陣にもさぞ自信につながったろう。それが徹底できなかったからこそ,この順位,この勝ち点なんだと思う。
相手が劣勢になっていれば後半は押しこんでくるのは当たり前だし,守り切りたいという思考から,ディフェンスラインがズルズル下がってしまうのはある程度理解する。それでも下がるなら下がるでやるべきことはあるだろう。何とかの一つ覚えよろしく,とにかくボールを遠くに蹴っ飛ばしておけばいい。あの時間帯でああいうクリアミスをされたら身も蓋もないのだ。
試合後のボスナーは終始,顔を下に向けながら歩いていた。自らの責任を痛切に感じていたからだろう。アジア枠といえど,外国人選手は言わば『助っ人』である。助っ人が助っ人ごとき働きをしてくれなければチームとしても大枚をはたいた意味がないのだ。反省すべき点は反省し,次につなげれくれればいいが・・・。
これでリーグ戦はいったん中断。13試合で勝ち点12は確かに物足りない数字だが,前半戦で同様に苦戦した去年,一昨年と比べればまだ多い。NABISCOの3試合とわずかな中断期間で修正点を克服できれば,まだまだ逆襲の余地はあると思う。あとは攻撃陣と守備陣でそれぞれ補強が必要だろう。某ケータイサイトにはスカウトの間瀬さんが欧州に行っているという情報もあった。さて,どのような成果を見せてくれるのか。
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