TVでおさらいしてから気づいたこと
この得点シーン,この時点でボールを持った深井から巻→ミシェウを経由して,最後はパスアンドゴーで中央に走り込んでいた深井がゴールを決めるんですが,それ以外にも素晴らしいところが3点あります。
1.ボールホルダーの深井より前に5人いる
この時間帯で数的優位を作れたことが得点奪取の要因となりました。今年のJEFではなかなか見られなかった光景でした。
2.和田の位置取り
サイドバックがここまで上がると相手もケアせざるを得なくなります。その分,中央にフリーの選手が多くなりました。
3.この時間帯に最前線でリスクを犯した囮の動きをした工藤
ゴール裏で応援していたときはこの工藤の動きはわかっていませんでしたが,TVで見直して改めてびっくり。巻すらも追い抜いて一番前に行っているのがよくわかります。この動きに相手DFが釣られてラインが下がり,中央に深井が走り込むスペースができました。
これまでのショートカウンターからの攻撃ではなく,パスと囮の動きで相手をかき回し,チームとして奪ったゴール。ボールホルダーに対するプレッシャーが弱かったことも要因としてありますが,これから先,このような攻撃が数多く見られるようになると,チームとしていい戦いができるようになると思います。
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コメント
いつも楽しく読ませて頂いております。
名古屋遠征お疲れ様でした。
このシーン、私も映像で確認して初めて気付き、さらにこの記事を読ませて頂き、改めてこのゴールシーンの素晴らしさに気付きました。
詳しい解説でとてもわかりやすく、「なるほどー」と唸らせられ、またもトラックバックと記事の紹介をさせて頂きました。
こんなシーンがこれからもっと多く見れることを期待したいと思います。
また、アレックス選手の怪我の状態が気になるところですが、なるべく早く復帰してくれることを願いたいです。
それでは、今後も更新を楽しみにしております。
投稿: マルコス | 2009/06/22 22:52
さらにこのシーンの後に
・目の前の工藤ではなく、微妙にタイミングをずらしてフリーのミシェウにパスを出した巻
・パスを出した後に止まらずにゴール前に走りこんだ深井
・ミシェウの絶妙なラストパス
が続くんですよねー。コーヘーも深井もこの場面まで尋常じゃない運動量
だったのに、終盤のこの場面でも前線への走り込みを厭わなかったのは絶賛ものです。
ちなみに、巷では「消えてた」という評が多い巻ですが、この試合の巻はファースト・トップ
ではなくて心持ち下がった位置でボールを受けて捌いてという役目に徹していた
ように自分には見えました。
投稿: バクスタ組 | 2009/06/22 23:18
>マルコスさま
マルコスさまもお疲れさまでございました。そちらのエントリーも興味深く読ませていただきました。
この場面を見たときに久々に驚嘆いたしまして,これはエントリーしよう,と思った次第です。ミラー体制になってからなかなかお目にかかれない光景だったもので。
アレックスのケガの状態についてはヤキモキしてますが,できるだけ早い復帰を願っておりますです。
投稿: PACQUE@管理人 | 2009/06/22 23:21
>バクスタ組さま
はじめまして,コメントありがとうございます。私がさらっと流してしまったところを追記いただき感謝です。
おっしゃるとおりで深井も浩平もそれまであれだけ走ってたのに,あの場面で長いダッシュを仕掛けたのには驚きでした。
このゲームの巻に関しては私も言われているほどの不出来だと思っていません。シュートも枠に飛ばしてましたし。ただ,彼なりにポストプレーを意識しているようには見えましたね。
投稿: PACQUE@管理人 | 2009/06/22 23:36