契約満了選手に想う

　まず，正直に言うと納得がいってません。納得していないのは選手というよりチームに対して。なぜ，誰もが寝静まった午前2時という時間にひっそりと発表しているのでしょうか。この件による問い合わせが怖いのか，それともただ単に我々を馬鹿にしているのでしょうか。来季，JEFで戦えなく選手が誰になるのかを心配するのはサポーターとしても当然。そんな大事なことは皆に知れ渡る時間にやるべきだと思うのですがね。

　さて，結局RESERVES出向組を含めて9人が契約満了として発表されました。この中でボスナー，下村，新居は次のチームがほぼ決まっているか，もしくは早い段階で来季のJEFでは戦わないことを決めたかのどちらかでしょう。今季から契約満了選手については移籍金が取れなくなりましたからね。契約満了として発表してしまったほうが，本人も移籍交渉をしやすいはずですから。これからは主力として戦ってきた選手も契約更新の意思がなければ，こうやって早々に発表されていくものと思われます。

　佐伯と島津はただ単純に，来季の戦力として考えられていないことによるものと思われます。2人ともblogを持ち，キャラクターとしては秀逸だったんですが，プレーの機会を多く与えられずに残念な結果となりました。

　RESERVESの市原，山中，高田，乾については正直驚いてます。三木社長はUNITED12月号の中で『RESERVESについてはTOPの選手を送らない』ということを宣言していたので，J2で戦う来季は全員TOPに戻し，その中で切磋琢磨させるものと思っていたので，ちょっと予想外でした。以前からRESERVESの環境だとJFL仕様の選手しか育たず，TOPへの選手育成という路線からずれてきているという印象がありました。チームとしてはその方向に戻すようですが，そこにいた若手をバッサリ切るというのはちょっと合点がいきません。

　いずれにせよ，今回で契約終了となった選手たちが来年もまた新たな環境でプロサッカー選手としてプレーしていることを願ってやみません。