今年は課題の解決が進まぬまま終了。

　

　最終戦ぐらいは気持ちのいい形で終わりたかったGAMBA戦は0-2で敗戦。遠藤のFKとPKにより失った得点を取り返すことができず，J1での戦いがひとまず終わった。

　前半は中後を中盤の底に配置した4-1-4-1の陣形。ただ，中盤のケアが足りずにあわや失点のシーンを何度も作ってしまった。また，工藤が前に位置したためにいつもの飛び出しが見られず，攻撃にもアクセントが足りなかった。遠藤のFKにより決められてしまったシーンは直接撃ってこないと判断したのだろうが，なぜ壁を一枚だけにしたのか，疑問が残った。

　後半はいつもの4-4-2の陣形に修正したことで，後ろからの飛び出しも増え，シュートシーンも多くなった。ただ，いかんせん決定力が著しく低いのは明確でボールが枠を捉えられない。捉えたとしても藤ヶ谷のファインセーブにあい，得点には至らなかった。結局，得点という抵抗は出来ぬまま，ゲームが終わった。

　期待を持って臨んだ今シーズンであったが，結局最下位で全日程終了。来年はJ2で戦うことになる。チームにとっては未知の世界。それ相応の準備をしないと1年でJ1復帰は夢物語となってしまうはずだ。

　最後にホーム最終戦にもかかわらず，齊藤大輔のために餞の時間を設けてくださったGAMBA大阪のチーム，サポーターの皆さまに敬意を表したい。Jリーグもいろいろトラブルはあるが，こういう風景は我が国ならではであろう。再来年，またJ1チームとして万博に行けるように我々も頑張りたい。