vs Sagan 感想戦
さて,勝利から一晩以上たちましたので,冷静になって感想戦を始めさせていただきます。
まずは前半の入りかた。ここはもうハッキリ言って先週のROASSO戦から何も変わらずでした。ブロックを作って守りから入る相手に対して,効果的な崩しができずにたまらずにDFラインから長いボールを蹴って相手に取られてしまい,長身FW2枚に向けて逆に蹴られてしまい,カウンターを仕掛けられてしまうという光景が何度もありました。
このやり方だと巻に過度な期待をしてしまうことになりますが,彼にめがけて蹴られた場合は必ず相手DFが複数つくようになっていました。ここまで徹底されると何もできません。いわば相手の術中に嵌ってしまっていたのが前半のゲームでした(もっとも,巻は巻で人のいないところにパス出したり,無意味なおしゃれヒールしてみたりと前半は散々でしたが)。
そんな停滞感を吹き飛ばしたのが,米倉でした。前半から彼がチームの中で一番,シュートを意識していたようなプレーを見せていましたが,そんな強い思いが結実したのがリーグ初ゴールとなった先制点だと思います。この先制点,そしてその2分後にまた米倉が決めた追加点でチームとして楽になり,その後の戦いを優位に進めました。
そんな米倉も走り回った影響か,後半25分過ぎると足が止まるようになり,30分には太田と交代しました。これからの彼に求めたいのはこのパフォーマンスを90分持たせられるスタミナでしょう。もし,そうなったら鬼に金棒だと思いますが。
そしてその米倉に刺激されてか,その後も深井や工藤がシュートを連発。前半はひどかった巻も後半の時間がたつにつれて攻守に躍動していました。最後は押され気味の展開となりましたが,初先発のミリガンや茶野が相手の要所を押さえてゴールを許さず,無失点で終了。7年ぶりとなるホーム開幕勝利を手にしました。
ちょっと気になったのは前節ゴールを挙げた倉田をこのゲームでは全く使わなかったこと。江尻監督のゲーム後のコメントだと,彼にはジョーカー的な役割を期待しているようです。だとすると,昨日はジョーカーを使うような展開ではなかったので,あえてもったいぶったのでしょう。今後,倉田というカードをどうやって切っていくのか,楽しみにしたいと思います。
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コメント
仕事で遅れて駆けつけたら いるはずのダンナがいない。。。
前半見ていて あんまりおもしろくないので ちょっと外に出たんだとか。
私はそのあとの米倉くんの活躍から見たので そんなにヒドイとは思わなかったのですけども。PACQUEさんのエントリ読んでたら ふうそうなんだと。
ま、外に出ちゃったダンナもあれですけど。短気じゃこの1年 支えていけないわ。
切るカードがたくさん用意されているのっていいの悪いのかわかんなくなりました。
投稿: かぴたん | 2010/03/16 01:18
>かぴたんさま
もしかしたら,前半で帰ってしまった方もいるかもしれませんねぇ。そういう意味ではかぴたんさま勝ち組なのかも。
>切るカードがたくさん用意されているのっていいの悪いのかわかんなくなりました。
去年のように全く無かったころから比べればいいんじゃないですかね。欲張りな考え方でしょうが…。
投稿: PACQUE@管理人 | 2010/03/16 22:00