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2010/05/06

vs Kataller 感想戦

 自陣でブロックを作って守り,攻めはロングボールからのカウンター。この戦術を徹底されるとなかなか攻め手を作れず,結局じれてしまって足元をすくわれるという結果になっていたのが,これまでのJEFだった。無論,Katallerもこの戦術で立ち向かってきて,85分までは彼らの思い描いていた展開になっていたと思う。それを破って勝利を手繰り寄せたのは2つのコーナーキックと2つの個人技,そしてフクアリというJ2では類を見ないであろう空間の存在だった。

 始まりはそう悪い展開ではなかった。ただ,相手が守りに重点を置く戦術を敷いてくると,なかなかその穴を通しにくくなる。次第に横パスが多くなり,パスミスを誘発されてカウンターを喰らうというケースが度々あった。最終的には相手の拙攻に助けられた面もあるが,やはりや肉そうな感じは見受けられた。

 無論,策が無かったわけではないと思う。引いた相手に効果的なのはミドルシュート。オープニングのネットのシュートに始まり,倉田もミドルを放ったし,渡邊の地を這うようなミドルシュートは誰もが一瞬,入ったと思ったはずだ。それでも相手の好守に阻まれて前半はスコアレスで終了。

 後半も前半同様にペースを握るが,好事魔多しとは良く言ったものだ。不用意なバックパスを福元が処理を誤り,そこに詰めていた苔口を倒してPK献上。それを黒部に決められて先制を許してしまった。

 それでもあきらめないのが今年のJEF。審判への不信感もあいまったのか,『こんなゲームこそ,負けられん!』という一昨年のようなフクアリの雰囲気が戻ってきたように感じられた。

 そして85分,フクアリ劇場の幕が開いた。第一幕の主人公はネット。コーナーキックから相手GKがクリアしたボールをミリガンがヘッドで前に送り,そのボールにネットがバイシクルで反応。相手GKが一歩も動けないようなゴールが突き刺さった。このゴールでさらにフクアリは熱を帯び,押せ押せムードも最高潮に。それに恐れをなしたのか,Katallerは同点であるにもかかわらず,CKで守りに入るような行動にも出た。しかし,今年のフクアリは何かが違う。ロスタイムも3分が過ぎようとしたその時に第二幕が。主人公は谷澤。同じくコーナーキックからのこぼれを勇人が拾って右サイドを突き破ってクロスを上げる。中央で相手と競り合ったのはPK献上の失態を犯した福元。ボールをヘッドでファーにすらすとそこにいたのは谷澤。ボールを胸でトラップして相手DFから逃げるような感じでワントラップ入れてタイミングをずらし,右足一閃!相手GKの逆を突くゴールが突き刺さった。このゴールでフクアリは狂乱のるつぼと化した。フクアリのホーム力が戻ってきた瞬間だった。

 過密日程の中,最後まであきらめずにボールを追ったことで勝ち点3を拾うことができたのは非常に大きい。また,審判の不可解なジャッジには今回も悩まされたが,そんなゲームでも逆転勝ちできたことは評価したいし,コーナーキックから点を取れるようになったことも収穫だろう。ただ,今回の残り5分のような展開はもう少し早い時間帯に見せてほしかった。こんなにひやひやする思いは年に1回あればいい。あと,福元は次に向けて反省してほしい。あなたが抜かれたら,後ろには櫛野一人しかいないのだから。

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