vs FAGIANO 感想戦【J特】
幸先良く先制点を奪ったFAGIANO戦。このゲームはこの先制点がモノをいったと思っている。計算外だった茶野の負傷退場により攻守のバランスが悪くなってしまったことで,ゲームに対して不安感が漂ったものの,先制していたことでチームに焦りの色はなかったように見えた。今のJEFにとって,この先制点というのは非常に大事なものである。
ちなみにこの先制点は左から右にボールを動かして,最後は太田が上げた低くて速いクロスを工藤がボレーで決めた,見事なゴラッソ。太田はこの後も得点にはならなかったが,良質のクロスを上げていた。なかなか先発チャンスの無い彼だが,このゲームで十分にアピールできたのではないだろうか。
アピールできたといえば,3月の開幕戦以来の出場となった村井である。左サイドに流れたネットからのクロスをペナルティエリア手前で受けながら,ボールをゴールに向け,左足を小さく振り抜いた,いわばコントロールショット。臨海時代を知るサポーターなら,彼にはいろいろな思いがあっただろうが,このシュートで見事に吹き飛ばしてしまった。試合後の『俺たちJEF!』には感動を通り越して笑わせてもらったが,これも彼のキャラクターのなせる業か。林も5分ほどの出場であるが,右からのクロスにスコーピオンキックをかまそうとするなど,あの頃と変わらないボエムっぷりを披露。彼にはもっと時間を与えてほしいと思う。
それにしてもようやく今年の『出戻り4(フォー)』がフクアリのピッチに勢ぞろいするかと思ったが,茶野が負傷退場してしまったために今回もお預け。その茶野の怪我が心配である。今週の天皇杯はともかく,来週のAvispa戦,再来週のReysol戦に何とか間に合ってほしいものだが…。
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