vs Trinita 感想戦【J特】
土曜日のエントリーで『注文つけることはあまりない』と表現したTrinita戦。勝敗を分けたカギは選手たちが自主的にフォーメーションを変えたことにあると思っている。
このゲーム,前半から4-2-3-1のフォーメーションにゴール裏からも見えた。6月のEHIME FC戦で敷いた布陣と同じである。今回はネットの下に谷澤が入り,工藤と勇人のドイスボランチという形であった。こちらとしては単純にその形に戻しただけだと思っていた。
しかし,江尻監督に言わせると勇人がアンカーの4-3-3でスタートさせたつもりだったらしい。まあ,これが真意かどうかは図りかねるが,もし本当であったとすればピッチに立った選手たちが臨機応変に対応した,ということになろう。これまで,実はこれが出来ていなかった。ピッチに立つ11人の選手を選択するのは監督の仕事だが,ピッチに立って行動を起こすのはその選ばれた選手たち。監督の指示を忠実に実行するのは当然のことだが,同時に考えて行動することも必要となってくる。
もちろん,考え方がバラバラならチームもバラバラになってしまう。そこで一体感や協調性を高めるためにキャンプなどを行うわけだ。前の2試合はいろいろあったためか,その効果があまり表れていなかったが,ひと段落ついた今,ようやくその効果が表れ始めたのでないだろうか。
猛暑の影響か,J2他チームの成績も今一つ伸び悩んでいる感がある。その間隙をぬっての5得点快勝。下を突き離し,上に少しでも近づく。遅ればせながら,その準備はようやく整ったように思う。夏に『考えながら走る』のは大変だが,最後にみんなで笑えるようになるためにとにかく頑張ってほしい。
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