松田直樹の夭逝に思う
Jで,代表で,そして今年はJFLで,常にピッチで荒ぶり続けながら戦い続けてきた男が突然,この世を去った。34歳,まだまだ戦い続ける,はずだった。
ぶっちゃけ,特別な思い入れはない。JEFを応援する者としては,敵としてそびえ立つゴール前の門番。だからこそ,それをぶち破ったときは快感だった。忘れもしない04年のホーム開幕戦。すでに2-0のリードから追加点をうかがった齊藤大輔のオーバーラップを松田がファウルで止めてPK献上。その当時すでにバリバリの日本代表選手を翻弄させたことが痛快だった。
ただ,思い入れは無いはずなのに,何か大きなものを失った感じはする。この喪失感は何なのか。強靭であるはずの現役選手が突然倒れ,そのまま逝ってしまったことに対する怖れなのか。それとも日本のサッカー界として非常に大事な財産を失ったことに対する焦燥感か。自分でも何かはわからないが,何かぽっかりと心に穴が開いてしまったようだ。
とにかく今はちょっといろいろと個人的にも整理がつかない。ただただ,彼の冥福を祈るほかない。
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コメント
私は自分より若い人が亡くなった時にいつもおもう気持ちです。
本人もご家族も さぞや残念だろうなあと思うと さびしいやら悔しいやら複雑な気持ちになります。
この年齢で心筋梗塞なんてめったにないことだし、ほんとうに 悲しいことです。
天国はきっとあるから サッカーボール持って行ったんでしょうね。
投稿: かぴたん | 2011/08/05 00:23
>かぴたんさま
なんか気持ちをどうやって持っていったらいいのか,よくわかんなくなりますね。個人的にはJEFのTOPの試合が今週あってほしかったと思ってますが…。
誰であれ,早死にされるというのは残された者にとってとても辛いことです。
投稿: PACQUE@管理人 | 2011/08/07 23:02