悔しすぎる残り1分
男子の天皇杯準々決勝から一夜明けた24日は女子の皇后杯決勝戦。22日の準決勝戦でPK勝ちし,初の決勝進出を果たしたJEF UNITED Ladies。相手がなでしこ最強のINACということもあってか決勝の地,NACK5スタジアムには数多くのJEFサポーターがスタジアムAWAY側に陣取っていた。
戦前は苦戦が予想されたが,試合が始まるとJEF Ladiesのボールホルダーに対するプレスが面白いほどよくハマった。総合力で上回るINACに走力で対抗する様は見ていても小気味よく,ボールを奪ったら素早くショートカウンターというスタイルで,見ているこちらを熱くさせるに十分すぎるほどだった。
前半をゼロで抑えると後半はJEF Ladiesの時間がさらに多くなり,何度もINACのゴールを脅かした。ただ,そこで枠に入れられなかった場面が多かったのが後々響き,ロスタイム残り一分で痛恨の失点。すぐにボールをセンターサークルに戻して,試合を再開させたものの,すでに時間が少なかった。
いいゲームはしていたが,ゴールが遠かった,という意味では前日のTOPと一緒。ただ,やるべきことを90分間やりきった,という意味では充分称賛に値する。プロ契約選手がゼロだってここまで戦える。高円宮妃殿下と握手できたこととも踏まえて,彼女たちにはいい経験になったはずだ。
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