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2018/07/25

姉崎のマラドーナ,8年ぶりの帰還



 ホーム連敗のあと,AWAYでのKamatamare戦も敗戦し3連敗という重苦しい雰囲気で迎えたフクアリでのVentforet戦はアンラッキーなゴールで先制されたものの,前半のうちに茶島のミドルで振り出しに戻し,後半に途中投入された為田が『らしくない』ヘディングでの折り返しがゴールに吸い込まれて2-1の逆転勝ち。4試合ぶりの勝利を手に入れただけでなく,ハイプレスハイラインを復活して90分間アグレッシブに戦う姿勢を見せた中での勝利だった。

 そしてこれまで停滞していた感のあるチームの動きに新たなスパイスとなった工藤浩平。8年前まで臨海,そして初期のフクアリでのプレーぶりにさらに磨きがかかった状態で戻って来てくれた。これまで船山が苦労して担っていた部分をそのまま引き継いだようなプレーには今後,チームにとってもさらなる活力となるだろう。これぞ補強,そして姉崎のマラドーナ,8年ぶりフクアリ帰還であった。

 もっとも,今日のところは相手の最後の部分での決定力に助けられた面もある。ここから先,気の抜けない相手が続くが,まずはAWAYでのAlbirex戦で勝ち点3を何とかもぎ取ってほしい。

 今日のゴール裏はいつもの横断幕を貼らずに一枚だけのメッセージを出していた。今日に関しては選手がそれに応えてくれたと言ってもいいだろう。セレブレーションはいたってシンプル。まだ手放しで喜んでいい状態ではない。それはもう少し先だ。

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