2021年JEF UNITEDの船出は負け試合をひっくり返してのドロー
2021年のJリーグは昨年からのコロナ禍により、収容人数を制限しての開幕。JEFの本拠地である千葉県は緊急事態宣言中であるため、5000人上限でAWAY席設定なしという厳しい条件でのスタートとなった。それでも開幕戦ということもあってかチケットは完売。昨年集客に苦しんだのがウソのようなスタートとなった。
前半はまったく良いところがなく、Vontforetにいいようにやられてしまい決定機を何度も作られた。下手したら前半だけで3失点くらい喰らっていたんではなかろうか。ポストに助けられたこともあり何とか1失点で食い止めた。
後半、チームが動いてブワニカと末吉を投入。これが見事にハマった。背の高いブワニカが入ったことでターゲットが大槻と二枚になり、末吉も福満と違ったリズムで仕掛けることができて攻撃が活性化。そして右から左に流れたボールを安田がクロスを上げるとファーにいたブワニカが打点の高いヘディングシュート。これがゴールにふわりと吸い込まれて同点に追いつく。JEFの高卒新人で開幕戦ゴールを決めたのはなんとあの城彰二以来。ファブリシオ通訳のお子さん誕生で蛇行したゆりかごダンスを見せた。
さあ、ここから逆転だ!と勢いづいて行こうとしたが、敵もさるもので徐々に慣れてくると形勢が逆転。最後は一方的に押される展開に。そしてロスタイムにPK献上。絶体絶命と誰もが覚悟したが、新井章太のケガにより先発の機会を得た鈴木椋大が見事に左手一本でストップ!その後も耐え続けて結果は1-1のドロー。崖っぷちから勝ち点1をもぎ取った。
前半は正直、『これは去年と何が違うのか』という感じだったが、後半は見違えるような展開だった。できれば前半からこれをやってほしかったが…。修正点、メンバー選考含めて次につなげていってほしい。特に例年と違い、若い力には期待大だ。
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