ピンチをチャンスに変えていこう
フクアリで行われたMontedio戦は0-0のスコアレスドロー。結果だけで見たら単なる引き分けであったが、この引き分けは今のチーム状態にとっては非常に価値ある引き分けだった。
新型コロナウィルスの感染者と濃厚接触者が出たことにより、今日の試合も開催できるのか危ぶまれていたが、U-18の矢口君を2種登録するなどしてメンバーを揃え、足りないポジションは経験ある選手を起用することでやりくりした。出来ることも限られているため、まずは守備に重点を置いて、攻撃はサウダーニャのスピードを生かすというわかりやすい戦術。かと言って守備ばかりに追われていたわけではなく鋭いカウンターを何度も見せ、Montedio相手にがっぷり四つで戦っていた。
こういう時は得てして新加入選手の見せ場でもある。事実、初先発の佐々木は左CBで安定感ある守備を披露。正確な左足でのキックはようやくこの3バックシステムで足りないピースが埋まったと思わせるものだった。そしてルーキーの西久保は『エアマスター』の称号が伊達ではなかったことを見せつけてくれた。この二人は次以降も頭から見たい選手だ。途中出場の篠原も久しぶりにその姿を見たブワニカも存在感があったし、U-18の矢口君は2種登録された理由がわかるプレーぶりだった。ピンチをチャンスに変えて勝ち点1を何とかもぎ取ったチームには拍手を送りたい。
フクアリでの今季初勝利はお預けとなってしまったが、罹患者と怪我人の復帰を願いつつ、次に向けて取り組んでほしい。
| 固定リンク
コメント