こういう試合結果をずっと待っていた
2022年ホーム最終戦、FC Ryukyu戦は前半に右サイド米倉の負傷が元で相手にプレッシャーを与えきれなかったことで質の良いクロスを入れられて先制を許す。JEFはボールを繋げるものの攻撃面で相変わらずバランスの悪い状態を続けた。しかし前半終了間際に田邉が左サイドでオーバーラップを仕掛けると相手が混乱したのか、そのままサイドを抉る展開に。グラウンダーのクロスを高木が受けて、開いた後ろのスペースに出したところにアンドリューが走りこみ、右足でコントロールショット。これが見事に決まって同点に追いつく。良い時間帯に追いついたことでチーム全体に活気が生まれ、後半は打って変わってJEFペースの展開に。相手も必死にゴールを守ることで時間が刻々と過ぎていった。
終盤に相手CKを守り切るとカウンター発動。ロペスからボールを受けたミンギュが前線に運ぶと、中央左寄りを走っていたチアゴに渡る。今シーズン、これまでビッグチャンスを何度もシュートミスしたチアゴであったが、最後の最後で相手の動きを読み切ってゴールにボールを流し込み、逆転に成功。『最後くらいは勝ってくれ』と思っていたサポーターを歓喜させる決勝ゴールであった。
見事な逆転勝ち。ブラジル人ストライカーに期待するのはこういう一発であったが、シーズン最後のホームゲームでようやく見せてくれた。これがもっと早くできていたら…とは思うが、今さらタラレバ言ってももう仕方がない。来年は監督も変わるし、メンバーも全員残るなんてことはさすがに無いだろう。一からやり直すか、継続するか。社長は『もう少し時間が欲しい』とセレモニーで言っていたが、待ってくれないのも時間である。今年もJ1昇格のチャンスは潰えた。来年への準備をする時間は十分ある。大事に使ってほしい。
あとRENOFA戦があるが、シーズンはほぼ終了。とは言うものの、これからはレディースもあるし、来月はイビチャさんの追悼試合もある。JEF UNITEDはまだ終わらない。
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