蘇我のドラゴン、最初のゴールを手に入れる
前節のTrinita戦を何とかドローで終え、迎えたフクアリ連戦となるVentforet戦は、相手のハンドで得たPKを見木が蹴るも読まれて弾かれ、逆にロングボールの処理を誤って先制点献上。これまでならこのまま雰囲気が悪くなってゲームが進んでいきそうなところを、見木→田口→日高→米倉と繋いで小森がゴールに押し込みすぐさま同点に。前半は優位に試合を進めた。
後半、相手に押し込まれる時間もあったが、それに対応しながらゲームを進める。これまでなかったような綺麗な繋ぎを見せてゴールに迫るも、枠を捉えきれず、ジリジリとした時間が過ぎていった最中、ドラマが待っていた。
JEFのセットプレーからクリアされたボールが相手の前線に繋がりそうなところを大輔がスライディングタックルで阻止。そのボールを見木が前線にフィード。相手は左に流れた呉屋にボールが行くと思って重心を左に置いたどころ、渡ったのは右にいた新明。新明は見事なトラップで相手が消してきた前のスペースではなく、左にマイナスで出し、すぐさま左足でシュート!これがゴールネットを揺らして逆転!誰もが期待していたアカデミー出身にして蘇我の星とも言える新明のゴールに沸き立つフクアリ。これが決勝点となり2-1で約一ヶ月ぶりの勝利を手にした。
今季初の複数点による勝利は今季初の逆転勝利でもあった。新人二人のゴールも素晴らしいものだったが、日高のフルタイムでの躍動ぶりも素晴らしい。6月は未勝利だったが、月も変わったのでここから逆襲と行きたいものだ。
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