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2024/08/26

12,000人の前でようやく歓喜

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 前節のIWAKI FC戦での惨敗を機に天皇杯でメンバー一新して勝利。そこから中3日で迎えたフクアリでのVEGALTA戦。メンバーは天皇杯で結果を出した選手が中心。そしてようやく日高も復帰。今考えられるベストなメンバーで臨んだ。

 前半は一進一退の攻防だったが、相手の出足の早いカウンターを受けて先制点を献上。1点を追う展開となったがこの日もなかなかゴールを奪うことができず、不安がよぎったまま迎えた前半ロスタイム。品田が放ったCKがファーに行くと岡庭がバランスをくずながらもなんとか折り返す。そこに走りこんだエドゥがここしかないというニア上にズドンと決めて1-1とし、前半を終えた。

 後半も風間、品田、エドゥでスペースを作りながらボールがよく回る展開を見せるも、相手CKから失点して再びリードを許す。これまでならここでうなだれるメンバーも出てきそうだが、鈴木椋大を中心に円を作ってメンバー内で意思統一。よし、まだ諦めていない。追いつくために選手だけでなくサポーターも鼓舞した。

 それが実ったのか、CKからの流れで右サイドにわたったボールを岡庭が素晴らしいクロスを上げると、CKで前線に残っていた佐々木がニアに動いてヘディングシュート!これが見事に決まって同点に追いつく。天皇杯からゲームキャプテンとして君臨するチーム一のイケメンがかっこよく決めた姿に大興奮のフクアリ。これで同点。この流れで一気に逆転を目指した。

 そして残り15分。攻勢に出て右から左にボールが流れると、この日躍動していた日高が狙いすましたクロスを上げる。そこに合わせたのは相手DFの前に一瞬のスピードで競り勝った小森。ヘッドで合わせたボールはゴールバーの下をかすめてネットに突き刺さった。待ちに待った大看板、エース小森が見事に決めてくれた。彼が決めれば盛り上がりは最高潮。久しぶりのジェフ三唱で一気にヒートアップした。

 さらにCKからの流れでこの日キレまくっていた岡庭が相手と競りながらもボールを失わずにライン上からマイナスのパス。そこに走りこんだ佐々木がシュートを打ったもののタイミングが合わずに空振り。相手が佐々木の動きにつられたことで会いたすベースにこぼれたボールに小森がしっかり決めて2点差に。小森はこれが自身初の1試合2ゴール。この瞬間、フクアリはお祭り状態だった。

 このまま最後まで守り切って4-2でリーグ戦2か月振りの勝利となった。

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2024/08/22

トンネルは自分たちでこじ開けろ!

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 IWAKI FC戦での惨敗から中3日、そのショックを払拭すべく臨んだ天皇杯ラウンド16、フクアリでのConsadole戦。前半から押し込まれる場面が続いたものの、次第に盛り返して何度もゴールチャンスを演出した。しかし、相手GKの好セーブやこの日も続いた決定力不足によりゴールをなかなか割れない。そして前半終了間際、ゴール正面でのFK。並んだのは佐々木と品田。佐々木の左足を警戒したであろう壁のセットの裏を突いて品田がゴール左上隅にFKを突き刺して先制!久しぶりのゴールに沸き立つスタンド!前半を1-0で折り返した。

 後半、相手の攻撃をしのいでカウンターを仕掛ける展開に。スペースを作る風間の動きに小森、ドゥドゥも反応しゴール前に迫る。これまでの停滞感が嘘のような展開にサポーターも燃え上がる。天皇杯と言えども真剣勝負。そして出番が少ない選手にとっては最高のアピールの場。交代で入った呉屋も新明もチャンスに何度も顔を出した。最後まで追加点は奪えなかったが、ディフェンスは最後まで集中力を切らさず。次のリーグ戦は出場停止のメンデスも何度も足を攣りながらも最後まで壁として立ち続けた。

 そして長いロスタイム。YOKOHAMA FC戦の悪夢が蘇りそうな長い時間だったが守りとおしてタイムアップ。またもJ1相手に勝利しベスト8進出を勝ち得た。

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2024/08/17

中断明け後の奈落

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 7月14日にリーグ戦が中断。8月3日に再開されたがAWAY連戦となり、1敗1分けで終えて迎えたフクアリでのIWAKI FC戦は後半に立て続けに失点を重ねて0-3で敗戦。明らかに付け焼刃なディフェンスは崩壊し、オフェンスも横山と田中以外は機能している感がなく、ここ最近よく見る『小森の妙な使い方』もあって、言いたくはないが負けるべくして負けたという一戦だった。

 申し訳ないが、この3戦で今後の戦い方が決まってしまったような気がする。主要な選手のケガや体調不良は仕方ないにしても、それをカバーできる選手が皆無。今のところ、シーズン途中での補強選手はまだ『補充』としか思えない。今日はとうとう失点しても全員が集まるというシーンもなくなった。メンバー間の一体感、監督の求心力も低下しているのかもしれない。

 それでも次のリーグ戦まで1週間、天皇杯に至ってはあと3日だ。下を向いている暇はない。というか、向いてるんじゃねぇ。プロである以上、何度も無様な姿を見せるな。フロント、監督、コーチ、選手、とにかく思い切ってやってくれ。

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