苦手BLAUBLITZから勝利をもぎ取る!
三連勝としたTrinita戦から中4日、GWの日程の関係から金曜日の夜開催、初の『金J』となったフクアリでのBLAUBLITZ戦。過去の対戦成績からして誰もが『ここを乗り越えないと先は無い』と思いながらピッチに立つ選手の後押しをしようとしていた。
愚直なまでにロングボールでの戦術とハードなコンタクトを取る相手に対し、こちらも負けじとバトルができる選手を揃えて立ち向かう。左サイドでエドゥがボールを持つと左に重心が掛かっていたことを察知して右に展開。完全なフリーとなっていた壱晟がアーリークロスをニアに上げると相手DFの間でワンバウンドしたボールに走り込んでいたエドゥが頭で触れてコースを変えて先制!早々の2試合連続ゴールに沸き立つフクアリ。奥さんのおめでたパフォーマンスをするためにボールパーソンにボールを要求するもいまいちピンと来てないようだったが、ボールを貰ってパフォーマンス成功。この幸先良い先制がチーム全体にさらにシナジーを生み出した。
昨年までは相手の肉弾戦のようなバトルに根負けするようなところも見受けられたが、やはり今年は違う。その最たる例がカルリーニョス。パスの楔になれるわ、3人に囲まれても颯爽と躱すわ、プレスはサボらないわと日本でプレーするFWに必要な要素を兼ね備えた優秀な助っ人。そして追加点はそのカルリの見事な空中でのボディバランスから放たれたヘッドから生み出された。
前半は2-0で終了。昨年同様、コートチェンジで揺さぶるつもりだった相手にダメージを与えるに充分な内容だった。
後半もさらに勢いづき、左サイドでの椿→エドゥのパスからエドゥがワンツーの形でスルーパス。椿が満を持してサイドを突破してグラウンダーのクロスを上げると相手のクリアミスを誘い、そこにフリーで走り込んだカルリが合わせて3点目。何年も苦しめられたこの相手に、ついに自分たちの形でもゴールが奪えた。
終盤は今後の日程を考えてか、メンバーを早めにチェンジ。クリアミスが原因で1点を失ったのはもったいなかったが、3-1で完勝し、4連勝達成。この4月断面で早くも勝ち点30に到達、3位以下との勝ち点差をさらに広げる結果となった。