ゴール欠乏も新たな可能性が見えた
『前半戦最大の難関』となった5月の連戦を1勝2分2敗として迎えたフクアリでのRENOFA戦。互いに古巣とする選手が複数いることもあり、久しぶりにプレーを見るという楽しさもある反面、JEFとしては絶対に勝ちたい一戦。今季リーグ戦初出場の風間、初先発の河野と新たな力を加えて臨んだ。
しかしながら結果は0-0のスコアレスドロー。風間の持ち味である選手を使う動き、河野の効果的なサイドチェンジなど過去数戦とは違うスタイルで攻撃を活性化させたが、この日はシュートが枠を捉えきれず、捉えても相手GKに阻まれまくってなかなかゴールを奪うまでには至らなかった。今日行われた他の上位チームは揃ってドローで終えたことで勝ち点が縮まることはなかったが、それを踏まえても勝ちたい一戦であった。
ただ、見どころがまったくなかったわけではない。風間、河野はもちろん、ケガでしばらく戦列を離れていたエドゥが復帰して高パフォーマンスを披露し、今季初登場となった米倉はFWとしてゴールに向かう姿勢を見せた。アディショナルタイムでのオーバーヘッドは相手GKに弾かれたが、ベテランになっても『まだまだやれる』というところを見せつけてくれた。
リーグ戦はいったん休止し、次は2週間後。その間に天皇杯2回戦を挟むが、少し間隔が空く。クラブとしてもこの間にリフレッシュして次に臨んでほしい。