« 2025年7月 | トップページ | 2025年9月 »

2025/08/31

8月最後のホームゲームを逆転勝利で飾る

1000081619

 前節のVEGALTA戦の敗北から1週間、8月最後のフクアリでのVentforet戦。出場停止明けのカルリが復帰で絶対勝利が必要、ではあったが、序盤は相手に攻守ともに主導権を握られて防戦一方。守護神スアレスの活躍がなければ一方的な敗北も覚悟せざるを得ない内容だった。先制点も前節同様、パスミスからのカウンターから失う。早くも暗雲立ちこめる状況となったが、壱晟を中心に全員が集まって再確認。これが功を奏したか、以降は落ち着いて試合を進めた。

 徐々にリズムを取り戻して相手ゴールに迫り始める。左サイドでボールを進めた椿が相手のしつこいマークを振り切ってゴールラインギリギリからマイナスパス。これを瞬間フリーとなったカルリが落ち着いて決め、同点に追いつく。これで流れに乗るかと思いきや、相手もこちらの嫌なところを何度も突いてきて一進一退の攻防が前半最後まで続いた。

 どうしても突き放したい後半、いきなりゲームが動く。左サイドからの突破から上がったクロスを相手に跳ね返されるも拾ったカルリがダイレクトで前線へ。ファーにいたイサカ・ゼインに渡るとワントラップしてシュート!ボールはポストに当たると跳ね返りがまたゼインの下へ。これをゼインが落ち着いてゴールに押し込み逆転!誰もが期待していた選手のゴールとあって大興奮のフクアリ。これをきっかけにチームは怒涛の攻撃を繰り返し、相手のカウンターも跳ね除け続けた。

 最後は2-1で勝利。決定機を何度も逃し続けたため、本来ならもっとゴールを奪ってほしかったが勝ち点3を手にしたのでわがままは言うまい。次は2週間後のAway連戦。下位チームではあるが相手も懸命。それでも一戦必勝で突き進むしかない。

| | コメント (0)

2025/08/25

攻撃の無効化に対する打開策が欲しい

1000080882

 6ポイントマッチ3試合目、ユアテックスタジアムでのVEGALTA戦。過去2試合いずれも苦しみながらも1-0で競り勝ったことで、この試合もその気持ちで臨んだものの、開始早々に田口がイエローを貰ってしまったことでアグレッシブさが欠けたうえ、相手があまり出てこずに引く時間帯が多く、自分達のペースにすることができなかった。さらに相手はこちらのミスに付け込んでのカウンター狙い。先制点献上はまんまとその戦略にハマってしまった瞬間だった。

 結局、相手の対策を上回る事ができないまま最後までゴールを奪うことができず0-1で終了。首位との差を詰める結果を得ることができなかった。攻撃を無効化されると打開策がなかなか無いのが苦しい。カルリがいれば何とかなったかもしれないが、やはりそこ頼みでは…。

 負けてはしまったがそんな中でも後半、久しぶりに投入されたデリキには個の強さを感じた。シュートは無かったが、もっと機会を与えてほしいと感じた。植田も日高、前とライバルが多いが可能性を感じる瞬間が見て取れたので今後が楽しみだ。

| | コメント (0)

2025/08/17

フクアリに集う15000人以上の前で久しぶりに勝利!

1000080226

 6ポイントマッチ三連戦の二戦目、フクアリでのVORTIS戦。STARTO ENTERTAINMENT所属、関西ジュニア『AmBitious』のメンバー、大内リオンさんの来場も相まって15000人以上の観客で溢れかえったアリーナでのゲームはお互いの持ち味を存分に発揮したスリリングな展開となった。

 序盤はJEFがペースを握る。この日は相手のプレッシャーが少ないこともあったのか、河野からゼインのロングフィードがバシバシ決まる。ただ、相手もこれまでリーグ最少失点数の強者。完璧なシュートを打っても弾かれまくるという展開。そして相手はこちらのDF裏を狙うというのが見え見え。それでも何度も通されてピンチを招くシーンが多数見受けられた。

 もうこの展開は複数ゴールを望むのではなく一点勝負。後半も田口とエドゥという現時点で最高な組み合わせのボランチコンビを中心に攻めまくる。そんな中で先制したのはJEF。右サイドでごちゃごちゃした状態からゼインがバランスを崩しながらもスルーパスを送ると、それにカルリーニョスが反応。相手のラインギャップを突いて中央にクロスを送ると相手GKの反応が遅れてボールコースが変わり、それを防ぎに行ったDFに当たってオウンゴール。同時に詰めていた森がボールとともにゴールラインを割ったを見て沸き立つスタンド。待望の先制点に自分がゴール決めたかのように喜ぶ森。最初は躊躇したように見えたが、スタンドの雰囲気も手伝ってジェフ三唱初を披露した。

その後は守りに集中しながら隙を見てボールをら前に運ぶことを選択。しかしながら相手も追いつくために猛攻を仕掛けてきた。あわやのシーンは何度もあったがピンチの際は全員が体を張って守る。そして最後は『残念、そこにホセ・スアレス』と言わんばかりにスーパーセーブ連発。そのまま1-0で連勝。6ポイントマッチ連勝という最高の結果を手にした。

 ピッチに立った選手だけでなく、フクアリに集った全員で掴んだ勝利と言っていい。そして15000人以上の観客の中での勝利は2017年最終戦、近藤直也の大逆転ヘッド以来のことだ。この勝利はとてつもなく大きい。次の相手もこれまた6ポイントマッチとなるVEGALTAだ。ホセ・スアレスが言っていたとおり『一戦必勝』で向かおう。

続きを読む "フクアリに集う15000人以上の前で久しぶりに勝利!"

| | コメント (0)

2025/08/10

国立の仇を大宮できっちり返す

1000079815

 リーグ後半戦で勝ち点差があまりないチーム同士の直接対決、いわゆる『6ポイントマッチ』。ここで勝つか負けるかでその後の戦い方が左右されかねない大事な戦い。今年も日程くんがいい仕事をしてくれたおかげと言っては何だが、JEFは今回のArdija戦を皮切りにVORTIS、VEGALTAとこの厳しい戦いを強いられることとなった。逆に言えばここで結果を出せれば再び上昇気流に乗ることになる8月。結果は5月の国立での仇を大宮できっちり返すことに成功した。

 序盤は『新たな翼』イサカ・ゼインと『今年の翼』椿を中心にハイテンションに攻め立てる。ゴールまで行くシーンを何度も演出したが相手GKのハイパフォーマンスもあってなかなかゴールが割れない展開。そして時間が経つにつれてArdijaのペースになり前半最後は防戦一方の状態に。何度も相手に完璧なシュートシーンを作られたが、体を張ったディフェンスで阻止するだけでなく、守護神スアレスもナイスセーブを連発。なんとかスコアレスで折り返した。

 後半、いきなりゲームが動く。相手のパスを中盤でカットした田口が中に絞っていた椿にボールを渡すと、相手右SBが上がっていたことでぽっかりと空いた右サイドを駆け上がる。椿からのリターンを受けた田口がほぼフリーの状態で受けるとFW二人の動きを確認したうえで高性能のクロスを上げる。ボールウオッチャーになっていた相手DFの視界から消えていたカルリーニョスがドンピシャのヘッドで合わせるとボールは相手GKの取り難いとされる頭の上へ。ボールはバーを叩くもそのままゴールイン。待望の先制点に沸き立つ満員のAWAY席。否が応でも期待が高まっていた。

 このゴールをきっかけにさらに勢いが増したが、追加点を奪うまでには至らず。最後は同点を狙う相手に押し込まれる時間が続いたが、スアレスが神がかったセーブを連発。長いアディショナルタイムを経て試合終了。大事な勝ち点3、そして最初の6ポイントマッチを制した。

続きを読む "国立の仇を大宮できっちり返す"

| | コメント (0)

2025/08/04

久しぶりのホーム勝利を飾れず

1000079285

 中断前のAWAY、Montedio戦で久しぶりに勝利、そして迎えたフクアリでのIWAKI FC戦。中断期間にこれまで『昨日の敵』とも言えたイサカ・ゼインを補強。そしてさっそく先発に名を連ねた。ボランチはこれまで無かった祐介と安井。ワントップにこれまたこの期間に補強した森を据えて再開後の一戦に臨んだ。

 しかしながら前半は相手のフィジカルに押されてかペースをつかめない。それでも新しくなった右サイドを中心に攻め立て、ゴールに迫る瞬間を何度も作った。わかっていたことだがイサカ・ゼインはやはり早くて強い。この新しい右の矢は和樹とはまた違う魅力を存分に発揮していた。相手が3バックということもあり、左の椿もスペースを突く突破を何度も見せ停滞していたアタックが蘇ったようだった。

 それでも先制はIWAKI FC。前半終盤に中央を突破されて失点。気候もあってか、エアポケットのように真ん中が空いてしまった。前半は0-1で折り返す。

 後半、対人に強い呉屋とエドゥアルドを横山、安井と入れ替えて頭から投入。これが功を奏して徐々にボールを保持していく。繰り返ししてシュートチャンスにまで持っているようになったが、枠を捉えきれなかったり、シュートが弱かったりでなかなかゴールを割れない時間が続いた。それでも壱晟のキープから右サイドを抜け出したゼインにボールが渡ると、グラウンダーのクロスが誰にも引っかからずに逆サイドの椿へ。椿がそれをカットインから右足を振りぬくとボールは右上隅にズドン!フクアリで久しぶりにジェフの選手のゴールが決まった!

 さあ、これで同点。直後の給水タイム明けにチームはひっそりと祐介から日高にチェンジ。なかなか交代アナウンスもなく、誰もが気づかずに数分経ったが、その存在を気づかされる局面が。左サイドペナ横で得たFK。キッカーに立つのは日高とエドゥ。どちらが蹴っても面白いが、日高が蹴ったボールは誰もがファーと予想する中、あえて狭いニアにコントロールされて直接ゴール!この逆転劇に沸き立つフクアリ。ケガで戦列を離れていた日高の待ち望んでいた芸術弾に酔いしれた。

 しかし、それもつかの間、相手のセットプレーから同点ゴールを許してしまった。このリードを守るために3バックにしていたが、結果としてやられてしまった。結局このまま互いにゴールを奪えずに2-2のドロー。JEFとしては勝ち切りたかったゲームで痛いドローとなった。

 勝ち点は1しか積めなかったが、フクアリでようやくゴールが決まり、一度は逆転するという、ようやく見せられるゲームができるようになってきた。しかしそれだけではダメだ。これからの3連戦はいずれも5位以内の上位対決。ここを超えるか超えないかで今年の結果が見えてくるだろう。前半戦で言い続けていた『一戦必勝』はここからも同じだ。

| | コメント (0)

« 2025年7月 | トップページ | 2025年9月 »