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2025/10/20

崖っぷちから這い上がれ!

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 前節のV VAREN戦から1週空けて行われた水戸でのHollyhock戦。前日の他チームの結果により暫定6位まで順位が下がり、本当の意味で後がなくなった崖っぷち状態で迎えた一戦。販売開始1分弱でAWAYゴール裏がソールドアウトしたことで他の席種も売れまくり、スタジアムの半分を黄色で埋め尽くした6ポイントマッチに相応しいコントラスト。ふだん声を出しているサポーターがメイン、バックともに馳せ参じたことにより、ホーム側に負けない、それを超える声量と雰囲気で選手を鼓舞する気満々で全員がこのゲームに臨んでいた。

 試合開始直後からJEFは激しいプレスを繰り返し仕掛ける。しかし相手もここまでしぶとく勝利を積み重ねてきた猛者。本当によく鍛えられているなという印象。ボール回しでもミスがほとんどなく、逆に何度もパスカットを許す。ただ、JEFも決定的な場面を作らせるまでには至らず、冷や汗をかいたのは序盤のシュート一本のみ。たぶん第三者視点であれば最高に面白い戦いなんだろう。しかしながらこちらはそうも言っていられない。負けは当然、ドローも絶対許されない。ほしいのは勝ち点3のみ。そんなジリジリした展開の中、あっという間に前半が終了。見ていても応援していても面白いゲームは時間の進みが早く感じる。

 後半、相手の攻撃とピッチ状態に慣れたのか、我慢していた前半とは異なり有利な展開が進む。右から左への展開からカルリが受けて見事なミドルを放ってネットを揺らすもオフサイドの判定。徐々にではあるがペースをこちらに手繰り寄せ始めた。もちろん相手も負けられない。そんな一進一退の戦いが進んでいった。

 スコアレスのままロスタイムに。その直前に呉屋、米倉という攻撃に強いカードを切ったJEFが猛攻を仕掛け、米倉のシュートがバーを直撃するなどの連続攻撃が続いた。そしてラストワンプレーとなるであろう時間帯に得たCK。キッカーの品田がバック側に陣取ったサポーターを煽る。それに呼応するかの如く、さらにパワーを注入するサポーター。品田が放ったキックは弧を描いてGKの頭上に。そこにエドゥが一か八かのアタックを仕掛けるとフィスティングで逃れたボールが後ろで控えていた杉山のもとに。ボールを前に置いた杉山が得意の左に行くと一瞬見せかけて右に動く。誰もが左に行くと思っていたため一瞬フリーになった杉山が右足でシュート。見事に放たれたボールはサイドネットに突き刺さった。

 待望のゴールにゴール裏、バクスタ側、そしてメインスタンドを埋め尽くしたサポーターが歓喜という言葉では片づけられないレベルの大歓声を上げた。まさに狂喜乱舞とはこのこと。そしてこのゴールが決まったことで試合終了。崖っぷちに立たされていたチームがラストワンプレーで喉から手が出るほど欲しかった勝ち点3を手にした。

 いやしかし、杉山の『右足』なんて持っていると思ってないから相手みんな騙されたのだろう。何せ我々サポーターも騙されたくらいなんだから。ただ、これは今後を考えると物凄い武器になると思う。米倉もゴールに近づいたし、あと残り5試合、全員で全部勝つつもりで頑張ろう。

 試合終了後のセレモニーは以下のXのポストから。

 

 

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